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沖縄歴史観光

琉球最大の聖地ー斎場御嶽PARTⅡー

前回、斎場御嶽の行き方からユインチまでをご紹介しましたが、今回は御嶽最大の見どころををご紹介いたします。

斎場御嶽‐琉球一の聖地 PARTⅠー

いよいよメインの場所へ

寄満(ユインチ)から引き返し、順路に沿って左に曲がります。すると鍾乳石のついた大きな岩があります。

この二つの鍾乳石がそれぞれ二つの拝所になっていて「チイタイ石」と呼ばれています。

手前が「アマタユルアシカヌビー」奥の方が「シキヨタユルアミガヌビー」といいます。難しい名前ですね。

アマタユルアシカヌビーとシキヨタユルアミガヌビー

言葉をほどいてみましょうか。「ウビー」とは水の尊敬語なので「御水」、「タユル」は「垂れてくる」です。

アシカとシキヨはともに聖なる植物で、「アシカ(アザカ)」は「ナガミボチョウジ」、「シキヨ」は「トウヅルモドキ」です。

アザカ・ナガミボチョウジ

シキョ・トウヅルモドキ

なので、「アマタユルアシカヌビー」「シキヨタユルアミガヌビー」は聖なる木を伝って垂れてくるお水という意味です。

この二つの鍾乳石の下には二つの壷があり、垂れてくる水が壷にたまります。その水が多いか少ないかで「豊作」「凶作」を占うんですね。

さてこの二つの鍾乳石の左側に三角形のトンネルがあります。そこを入ったところが「サンコーリ」という拝所です。

ところで、このきれいな三角形のトンネル、どうやってできたのでしょうか?

もともとは右側岩と一つだったのですが、左の部分が割れてしまい、滑り落ちてしまったためにこのような形になりました。写真の右と左の岩はもとはくっついて一つの岩だったんですね。

最大の見どころ「サンコーリ」へ 想像力を働かせましょう!

さてそれではトンネル?を通りサンコーリへ。入る前にはできるだけ一礼してから入って下さいね。

奥へ入ると周囲を岩に囲まれた小さな部屋のような空間になります。ここが「サンコーリ」です。

巌の下にあるのは線香を置く「香炉」です。全部で15個あります。聞得大君が即位するたびに奉納したので、15代続いたことになりますね。

さてここで又想像を働かせてみましょう。現在左側久高島遥拝所になっている所はかつて岩でふさがっていました。

するとここはちょうど壺の中みたいな空間になりますよね。

そこに、断崖の岩の上(ここがチョーノハナです)のクバの木をつたって神が降りてくるというのです。

しかも、時間によっては太陽の光がまっすぐに差し込んでくるのです。

不思議な三角のトンネルを通って入った壺上の空間に太陽の光が差し込んでくる、まさに神様が光臨したような感じになるのではないでしょうか。

首里の王府がここを最高の聖地に選んだ理由がわかるような気がします。

大発見!金の勾玉

ところで、サンコーリに入る所の左側に説明版がありますが、このサンコーリへ行く道と石段を工事した時に、神への供物として貴重なものが埋められました。

金の勾玉と青磁のお椀、古銭などです。

ところで、この供物の中に薄い鉄で作られ、真ん中に穴の開いたお金「鳩目銭・はとめせん」がありますが、これには又面白い由来があるのですが、それは又あらためて・・・

さてここからは元の道を戻って終わるのですが、聞得大君の即位式は六ヶ所を拝んで後、みどりの館せーふぁの前の方に表示がありますが、ここに仮の宿をつくり眠ります。

そこには金の枕が二つあって、一つは大君の枕、もう一つは神様の枕ということです。

こうして神と一夜をともにすることにより、名実ともに最高神女聞得大君になったんですね。斎場御嶽とても神秘的な場所ですよ。

ちょーびん
一度想像力を働かせながら探訪してみて下さいね。

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