沖縄県内最高のパワースポットと呼ばれている南城市にある世界遺産、斎場御嶽の散歩に出かけてみましょうか。
行き方
2000年に世界遺産に登録された斎場御嶽。
那覇から国道329号を東に向かい、与那原交差点を直進331号に入り道なりに走ります。
すると斎場御嶽につきますが、まずは左手のがんじゅう駅の駐車場に車をとめて、チケットを購入、そこから国道を横断して約10分ほどでつきます。
準備
駐車場に車を止めたらまずお手洗いに行って下さい。
というのは御嶽の中にはトイレがありませんし、できるだけ不浄なものは流してから入ったほうがいいですからね。
まずは緑の館せーふぁで入場にあたっての注意と簡単な説明のビデオを見ます。
そこには斎場御嶽の中の様子がパネルで解説されています。そして東まーいの解説もありますよ。
その中でちょーびんがおもしろいなーと思ったのは「五感を越えた第六感」という言葉です。ここではそれを働かせるといいんですよ。
御嶽へ入る時のあいさつの言葉
それではいよいよ御嶽の中へと入ってみましょうか。
まず世界遺産の指定の説明版の前で写真を撮って、それからしばらく歩くと木製の階段があります。
そこを登ると広場があります。昔はここから久高島を拝んでいたそうです。
入口には香炉が置かれた場所があります。ここを「ウジョーグチ」といってかつては一般人はここから先は立ち入り禁止でしたので、ここで拝んでいたんですよ。
さていよいよ御嶽の中へと入ってみましょうか。
入る際はちゃんと
(今日は勉強で来ましたから失礼します)とあいさつしてから入りましょうね。
あ!そーだここから先は男子禁制ですから男性は内股で女性のふりして入ってくださいね!なんてね。
六感の想像力を働かせてみましょう!
「ウジョーグチ」から石畳の道をのぼりますが、結構急で、雨の後は滑りますから気をつけて下さいね。
聞得大君の就任式の際はこの石畳道に「神の島久高島から運ばれてきた、白い砂」が敷き詰められていたそうです。
登りきると四角い石段のある場所に着きます。そこが最初のポイント「ウフグーイ」
ここでは琉球の神様を祀る最高神女ー聞得大君・きこえおおぎみーの就任式「御新おり・おあらおり」の際に「ナージキー」(お名付)の儀式が行われます。
久高島の外間ノロが大君の神に黄金の簪を挿します。その時に回りにいる神女たちがウムイ・クェーナといった神歌を歌います。そして神前に供えられた水を指先につけ大君の額を三度なでます。これをウビナディー(お水なで)といいます。
こうして聞得大君は神霊をさずかるのです。この儀式をする場所がこのウフグーイなんですね。岩にむかって左にイメージ画がありますからそれを見てくださいね。
今は明るいですが、この儀式は夜中に行われましたので、
「真っ暗ななかに道の両脇に松明があかあかと燃えている状況」
そしてその中に
「白い衣装をきた多くの神女が神歌を歌っている」
シーンを想像しながらこの場所にいて下さい。どうですか神秘的でしょう。ちょーびん流解釈では六感を働かすってこういうことかな。
さて先に進みましょう。実は斎場御嶽には六ヶ所に神様が祀られていて、二箇所目は現在立ち入りができませんが、「チョーノハナ」という高い場所です。
そこから道を左に折れて奥へと進むと右手に池があります。ここは聞得大君が水浴びをして身を清めて・・いませんよ。
実はここも沖縄戦の時に戦艦からの攻撃をうけたので、艦砲の爆弾が落ちてこれだけのくぼ地ができ、そこに水がたまったんですね。
一発落ちてこれだけの大きさですから、何万発という砲弾が打ち込まれた大変さがわかりますね。
❝沖縄県内にただ一つ残る艦砲の砲弾の落ちた跡❞です、貴重ですね。
ところで、この池の側にある木の葉には時期になるとカエルがタマゴを生むんですよ。こんな高い所に不思議ですね。
霊力の集まる所?
艦砲穴から更に奥に進むと寄満ユインチと呼ばれる拝所につきます。実はこの「寄満・ユインチ」首里城内に同じ名前の場所があります。国王とその家族の食事の準備をした所で、写真の黄金御殿に続く細長い建物でした。斎場御嶽のここには台所があったという伝承はありません。
ここの「寄満・ユインチ」とは❝諸国からの宝物が寄り集まる❞の意味だそうです。ちょーびんは❝霊力・セジ❞が寄り集まる所と聞いたことがありますけどね。
この拝所にかつて「馬グヮー石」というのがあって、これを持ち上げて「重いか軽いか」で「豊作かどうかを占った」そうです。
いよいよメインの場所に向かいますが、長くなってきたので、次はPARTⅡでお届けします。